
どうしようもなくROCK! - このアルバムの一曲目から、ヤケクソみたいなつんのめった思い入れがぶっちぎりで聴こえてきて驚きます!すごいねえ、センスを研ぎ澄ましたナイフにしてリスナーの心に突き刺してくるこの音楽、maj7がこれだけ突き刺さってくるとは!!僕にはどうしようもなくROCKだと聴こえるフリッパーズの1st、間違いなく名盤でしょう。
15年間、彼らを越える音楽は現れなかった - 初めてHelloを聴いた時の衝撃から、もう15年、やっと15年。人生を変える音楽という物は存在すると言うことを、身をもって体験しました。小山田の英語発音が下手だとか、演奏が下手だとか、そういうことは一切関係なくて彼らが作り出してた音楽とその周りの空気というか、空間、センス、全てが特別でした。たぶん彼らの音楽は、10代後半の人生でもかなり特殊なある一時期に聴くことで、より強力にその力を発揮する気がします。約束しないでも友達に会える学校生活、利害関係のない友人関係、学校というシステム化された時間と、放課後という解放された時間の積み重ねの日々。そんな人生の限られた短い時間に、彼らの音楽や思想はぴったりと重なってきます。甘くとろけるようで、しかし力強く、しっかりしていて、それでいて、暴力的でもあるメロディと、奇跡としか思えない日常的で、若々しくて、世俗的で、計算され尽くされていて、でも隙だらけで忘れられない歌詞。晴れの日も雨の日も、風の強い日も、気持ちの良い春の朝にも、けだるい夏の昼下がりにも、さわやかな秋の夕方にも、ピンとした冬の夜にも、どんな時でもいつまでも聴いていたい曲ばかりです。日本にこの様な音楽が生まれたことを、我々日本人は決しては忘れてはいけないと思います。と言う感じで、15年経っても冷静に理性を失わせてくれる力を失っていない作品です。
お洒落の極み - もし、作演者不詳としてこのようなアルバムを手にしてしまっていたのなら…それが最後。一生、恋わずらい間違いなかったでしょうね。幸いにもフリッパーズ・ギターという小粋なお二方の名前も顔も知ることができ、心底ホッとしています。小山田さんの英語の発音はご愛嬌でも何でもなく、歌い方もひっくるめ、それこそネオアコ精神の根底にあるパンクであり、類いまれなるポップスセンスの表れでもあり、小沢さんが痛々しいまで見事に描き出す情景もまた然りと私は思うのです。
全音楽ファン必聴 - 最初は5人組のバンドであった。プロデュースを手掛けることになったSALON MUSICの起用もデビュー直後に辞めてしまったメンバーの希望によるものである。5人組とはいえ、作曲は小山田が、作詞は小沢がメインでやっていたので、その後も基本は変わらないのだが、そのまま5人組で活動していたらどんな展開になっていたのだろうか。そんなことを考えて聴くのも楽しい。全曲英語詞だが、小沢自身による訳詞が実に良い。さすが英文学科。10曲目「Goodbye, 〜」は小沢自身が自信を持って書き上げたという名曲。詞の中にさりげなくあらゆるネオアコ・バンドの名が多数挙げられているのが見事。
今、初めて聞いてもすばらしい - 2ヶ月ほど前に初めてこのバンドの存在を知って、初めて聞きました。このCDが出たころに生まれた中学生ですがきっと皆さんがそう感じたように全英詞というのがオシャレで、カッコいいと思います。でも英語が苦手な私には英語が下手かどうかはわかりません。私はこれまでの短い人生の間にこれ以上の歌を聞いたことがないし、これからの長い人生も(きっと)これ以上の歌はないんじゃないかと思います。今は、レンタルのを借りて録音したのを聞いてるだけなんですけどあまりにも気に入ったのでリマスター版を買うか、これを買うか迷っています。